20180629 レビューを語る夕べ 参加メモ
司会・進行
みっきー(@mkoszk)さん
ブロッコリー(@nihonbuson)さん
今回はワークショップ形式
ある架空のドキュメント(全6ページ)を見て、実際にレビューをする (個人ワーク)(25分)
その後、近くの人と意見交換する(10分)
全員で共有する (残り時間全部、結局21:30くらいまで実施した)
題材
交通違反について、点数を計算するシステムの企画書?のようなもの
このワークのために作成されたものではない
当日の様子
/kataruyube/レビューを語る夕べ 6/29
togetter
個人的に印象に残った点
システム化の背景・目的に関する話
そもそもの課題は具体的になんだったのか
このシステムが作られることによってその課題は解決するのか
システムが作られた後、実際の運用がどうなるか、という話
現実的な運用を想定し、それに耐えられるように考えられているか
実際の現場でそのデバイスを操作する余裕は本当にあるの?
情報伝達手段としてのドキュメントについての話
ドキュメントの目的がわかることが大事、という話
ドキュメントの目的によってレビューするポイントも変わる
要件を固めたいのか、外部設計を作りたいのか、詳細なロジックを決めたいのかetc
例えば画面イメージを載せたとして、それはただの例示なのか、外部設計として用いられるものなのか。
レビューを受ける側が、どの程度の完成度を想定してレビューにかけたかにもよる
「用語を用いるためには、定義(説明)が必要である」という指摘があった
特に、抽象的な表現を用いる場合は、それに対する具体的な説明が求められる
誤字脱字が多いと、それだけでレビューに値しないと考える人もいる
人によってレビューの進め方が異なる。指摘するポイントや優先度が異なる。
最初に全体を俯瞰する人もいれば、部分から見る人もいる
自分自身は、ページ構成を俯瞰→1ページ目の1行目から精読→整合性に違和感を感じたら都度戻る、という感じでした
みっきーさんの、半球を用いたレビューメソッド
以下のことをすべて脳内で行う
まず、真っ暗な半球をイメージする(思考にノイズを入れないために、領域を限定して真っ暗にする)
(個人的には、プラネタリウムの中にいることをイメージしました)
中央に、操作するデバイス(今回のワークでいえばスマホ)を置き、光らせる
次に、登場人物を、デバイスの周りに配置する
すると、登場人物が勝手に動き出すので、おかしな動きをしたら、そこで指摘する
テストの場合は、因子・水準からシーンを導出し、固定してしまう。そのため、登場人物が勝手に動くことはない。
実際に試してみたい
個人的な感想
ワーク形式が非常に良かったと思います。全員が、同じ題材(成果物)に対して実際にレビューを実施したので、その後の意見交換も、具体的な内容に基づくものになっていました。
ワークで使用されたドキュメントが、いい塩梅のカオス具合でした。
人によって、レビューの方法論が全く異なっていました。様々な考え方を学ぶことができました。